アメリカ、カレッジリーグすげえ・・・。
11万人入るスタジアムって甲子園の2倍ですよ。
そしてやって来る観客はロッテファンのごとく皆が皆、チームカラーのイエローとブルー(まぁネイビーより)のユニフォームに身を包んでいる・・・。
カレッジリーグなのにチケット代が安くて6000円てのもびっくりした。
日本なら同じ秋節のDV.1の試合でも2000円ですよ?!
折しも2016年の秋リーグ、大統領選前に通常であれば民主党が勝つ地域でありながら、逆転トランプが勝利したミシガン州。
ミシガン・ウルヴァリンズってもうチーム名がカッコいいじゃん!!
イエローとネイビーのチームカラーもカッコいいし!
そりゃグッズも売れますわ。
みんな着ますわ。
選手はスターとなり、ヘッドコーチは高額な報酬を得る。
報道陣の数、カメラの数、そしてスポンサーの数は凄まじい。
あの、プレーをテレビで見るときにリプレイが出るじゃないですか?
あのとき解説してくれるときに選手の動きにペンで書き込んで「この選手がこっちに走ってキャッチするという作戦だったんだよ!」って係の人がいるなんて!
想田監督作品だから一筋縄ではいかないと思ってたけど、こちとらアメフト者。
春からの学生アメフトリーグのアレコレで非常に胸を痛める中、楽しみにしてたら、全然試合が出てこねぇw
アメフトってプレイによって入る点数が決まってるから、総合得点を見たらだいたいどうゆうゲームだったかの予測はつくんですね。
今回14-7ということで・・・4Q(15分×4)1TDで6点、それに付随するキックで1点。タッチダウンしないでキックするHGが3点だから、7の倍数が標準。
そうじゃない場合も考えやすいんですけど、この試合、2時間の映画にしてるのに3TDしか決まってない・・・そんな意図はないと思いますが、前後がこんな盛り上げてるのに、試合自体結構つまんなかったと思いますw
記者会見でもHG3回失敗してるって言われてたし、それ結構、ダメなやつやん・・・w
映画内に込められたものは色々考えさせられましたが、思い出したのはサシャ・バロン・コーエンの「ブルーノ」のラストの格闘シーンですね。
完全に来る貧乏白人の、見るからに貧乏さたるや・・・他に楽しみがないんだね・・・感すごい通じるとこありました。
ラストの学長主催パーティーに集まる高額寄付者たち。
この映画は全体的にすげえ金の匂いがするんだよ。
金持ちと貧乏人がものすごくわかりやすく映るんだけど、その金持ちの寄付で、アメフト関連の収入で、実際にお金のない学生を助けられているという事実。
金に関して良くも悪くも言ってない。
(ましてや作ってるのは当時ミシガン大で教えてた想田監督とミシガン大の学生ですからこれまた面白いねじれ構図)
想田監督が最初に作られ、ラストが今回削られてしまったとのことで、元のバージョンがぜひ見たいですね!!
メッシのユニフォーム着てスタジアムの外で水を売ってる少年に爆笑し、その水(ペットボトル500ml)が5ドルという値段に驚愕し、バックなどが持ち込めないセキュリティーに驚き、一糸乱れぬブラスバンドに感動しました。
大学でこの規模ってプロはどんだけだよ!!