このレビューはネタバレを含みます
ストレスなく観られる、良い意味でご都合主義がガッチリハマった映画でした。
予告編では「各々の思想が渦巻く騙し合いバトル」みたいな煽られ方してますが、実際は二大勢力のうちの古参が新興勢力に出し抜かれ続けるという内容になってます。
半沢直樹のようにパンチドランカーになった後で豪快なカウンターを決めるというよりは、古参の打つ手を軽々と避けて的確な巧打を打ち続けるような展開が多いです。
ちょっと上手く転がりすぎだよなと感じる面や、それなりのトンデモ展開はありつつも、「次々と現れる課題をどう解決するんだろう」と引き込まれていたので中弛みせずに観ることができました。
結末も割とご都合主義的な面はありますが、さらに策を練り対抗しようとするところはさすが編集長であって、これまでもこれからもそうあり続けるんだろうなと想像させます。