幽霊なのに鼻クソを飛ばすというエクストリーム技が魅せる没個性キャラデザを塗り潰す最新鋭上質ジョブアニメーション！
すぐ隣の不幸と人情の螺旋
完全に舐め切っていた！
児童書の原作でキャラデザインや作画からピクリとも魅力を感じてはいなく、そこからくるまことしやかの"話題性"は、「どうせお涙頂戴で、健気な努力物語でしょ」という"児童書あるある"の感動させに違いないと高を括っていましたが…まずこれだけは言っておきたい！
""劇場アニメとして上質!!""
↑これがアニメを映画として見ることである意味では最重要で最前提だったりしますね。この映画の公開年アニメで散々辛酸を舐めさせられて、そういう"意気込み"が近年疎かになっていることを痛感していたところでしたw
この映画の作画、魅せ方、恐らくと言っていいほど3DCGを多用しながらも2Dの絵の塗りで「ジブリ」ほどの制作費や制作期間をかけた"努力をしない努力に対する苦慮"がみられるんですよねw なにを言ってるかわからないかもしれませんがw近年の最新技術（CG）を用いてのジブリの表現に近づいているんです。それもよっぽど"ポストジブリ"と叫ばれても評判がついてこない「スタジオエポック」よりも。
その作画マジックの没入感は昔忘れていた『千と千尋の神隠し』を想起させるくらいの魔力はありました。
映像としての魅力を語るまでに長文を用いてしまいましたが、ストーリーについては散々腐るほど似たよう言葉で語られていると思うので割愛しましょう。
いやでも、思った以上にハードな設定で、TVアニメ版をやっていることは未見ながら知っていましたが、それ以上に"大人向き"に「事故で失う」という非非日常で起きている事に真摯に向き合ったストーリーテリングも視聴に耐え見事。
痛みと共に乗り越える力も授かるという裏表が重なり合って渦巻いてるような複雑な心境にさせながらも、やっぱりひたむきに応援ですよw
