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ソニック・ザ・ムービーのdenizのレビュー・感想・評価

ソニック・ザ・ムービー(2020年製作の映画)
3.7
「人生最高の2日間だった」
4D吹替にて鑑賞。
ゲーム未体験かつ、めっちゃ早く走る青いスーパーサイヤ人3みたいなキャラ=ソニック、程度の知識で観てしまったが、期待の100倍楽しかった!
良き映画に不可欠となる魅力的ヴィランはジム・キャリー(山寺宏一)が軽々クリア。叫ぶわ歌うわ踊るわで見た目のマッドさを裏切らない。ちょいバカな憎めない手下まで完備だ。
わかりやすいストーリー、少ない登場人物、見事なCGなど、好感ポイントは多々あれど。
とにかく勝因はソニック!
愛らしい見た目も、コミカルな動きも、クソガキ感満載な生意気無垢な物言いもすべてが可愛いが、可愛さの根底には拭いきれない寂しさがある。地球という異星で誰とも触れ合うことなく、誰の目にも止まることなく、たったひとりで生きてた幼い迷い子。そのソニックが、ひょんなことから知り合った保安官トムと、ドダバタの2日間の逃亡劇を繰り広げ。
そしてまた孤独の日々に戻らざるを得なくなった時、冒頭のセリフを言うのだ。
あーー誰かあの子を愛してあげてーー(;ω;)
末筆だが、とにかく中川大志が素晴らしいかったと太字で言いたい。一度も、いわゆる俳優喋りで現実に戻されることがなかったし、私的最近聴いた俳優さんの吹替でベストの演技だった。
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