shino

翔んで埼玉のshinoのレビュー・感想・評価

翔んで埼玉(2018年製作の映画)
4.6
さいたま!さいたま!(インターネット老人会)

公開された当初、埼玉県民の先輩がこぞって観に行きとにかくオススメされまくったのに、いや埼玉の県民ネタとかわからんわ絶対1人無の表情だわいと観に行かなかった今作。
観に行かなくて正解でした、だってこんなの映画館で人権失うくらい笑ってしまうわ!!!!!!!
キャスト全員、魔夜峰央の世界から飛び出してきたかのようなビジュアルが最高!2.5次元ならぬ2.1次元くらいでは…?と言いたいくらい。GACKTさまも二階堂ふみも伊勢谷友介も振り切り過ぎて最高!!
何のネタ?ってなるところは多かったんですが、それでもめちゃくちゃ笑ってしまった。手を抜いてるところがほとんど無いうえ、手を抜いてそうなところさえめちゃくちゃ面白いのがずるい。ドライヤーほんと笑っちゃった。

コメディ映画なんですが、プロットを辿れば出身地差別っていう、日本の歴史から言うとかなりセンシティブな話しですけど、愛の前では差別は無力というのがまた良いね。原作者や監督はそこまで考えているのかわからないけど、かなりわかりやすい解放運動な気がする。ギャグテイストだけど差別の愚かさだとか醜さを「こんなに馬鹿なんだぜ」っておちょくって描いてていいなと思う。見てると差別そのものがばかばかしいなーって気持ちになってくる。
まあたぶん関西でやったらマジモンの炎上しそうなスレスレの映画なのはたしかだと思う。あとわたしの地元四国が出てきたらパスポートがいる異国にされてる。見てえ……。

全然関係ないけど千葉の人に茹で落花生まじで美味いから食えって言われて千葉の人そこまでピーナッツ推す???って思ったんですけどまじまじうま過ぎて最強だった。枝豆に変わる第二の突き出しや。
shino

shino