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翔んで埼玉のsoffieのレビュー・感想・評価

翔んで埼玉(2018年製作の映画)
4.5
2019年劇場公開

原作は少女漫画誌「花とゆめ」に連載された魔夜峰央の漫画。

監督は「のだめカンタービレ」「テルマエ・ロマエ」の武田英樹監督。

原作漫画を読んだ私としては、この漫画が実写化されると聞いた時、あんな差別用語連発の実際の土地を槍玉に上げた漫画の実写化なんてコンプライアンス的に無理だろうと思ったが、主演が二階堂ふみの男装とGACKTと聞いて「本気なんだ…!いけるかもしれない!!」と思った。

そして実際映画を見たら、原作を凌ぐ壮大な「国盗り」物語の「陰謀論」と
「君にもう一度キスして欲しい」という今ではもう忘れ去ったような「キスこそが愛の最終段階」の純潔少女漫画世界がキラリ✨✨✨

映像がいちいち面白い上に壮大で、日本人キレイなお顔俳優と元祖コスプレの筆頭(ジャガーさんには笑った)を集めた感じは、まるで日本人濃い顔集めました映画の「テルマエ・ロマエ」のような徹底ぶりと思ったら同じ監督だった。

私の感想はもう文字では語れない。
漫画原作を実写化して成功した映画のBEST3に入るだろう。
特に原作者も単行本の付け足し漫画のつもりで冗談半分で描いたパロディ漫画が、至る所に第一線で活躍している俳優を起用したこんな本気の映画になるとは思っても見なかったと言ってたし、本当にその通りだと思う。

埼玉を揶揄した映画だが、1番酷い扱いを受けたのは群馬県では無いだろうか…
山を越えて群馬に入ると、そこは恐竜のいるジュラ紀(´゚艸゚)∴ブッ

「のだめカンタービレ」をドラマ化して映画化した武田英樹監督の卓越したセンスが観る人に最後まで観せてしまう作品に仕上げている。

伊勢谷友介はキレイなお顔の俳優さんで「るろうに剣心」や「キャシャーン」にも出ていたがあまりピンと来るものがなかったが、GACKTとのキスシーンを見て好きな俳優さんになった。

そして新宿の東京都庁も聖地になった。

DVDで買って持っていたいめっちゃくっちゃ面白い映画。
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