潜入捜査ものとしては、あまりに大胆な設定だが、先が読み辛く、二転三転のストーリー展開は面白い。緊迫感あるシーンも多く、脚本、演出、演技の出来が期待以上であった。ただ、細かい設定やシーンの矛盾が気になり、他が良かっただけにもったいなく感じた。
ある日、麻薬製造工場が爆破され、大勢の人間が殺された。唯一の生存者である青年は、素性不明な麻薬組織のボス逮捕への協力を申し出る。麻薬取引の仲介人である青年と麻薬捜査チームが手を組み、危険で、大胆で、荒唐無稽な潜入捜査を始める。麻薬組織のボスを逮捕することはできるのか…?ボスの正体は…?
緊迫感あるシーンも多く、脚本や演出、演技は期待以上の出来。先が読めなかったり、二転三転する展開は久々に感じた。ただ、最後の麻薬組織のボスの正体が判明したことで生じる矛盾や違和感の回収があっても良かったのではないかと思った。
色々と気になる設定やシーンはあったものの、韓国の捜査事情などには詳しくないので省くとして、手話通訳やガスバーナーのシーンには首を傾げた。もったいない。
観賞後には、「毒戦」にも「BELIEVER」にも納得感が出て来た。お勧め。
