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ダーティペア 謀略の005便のHKのレビュー・感想・評価

ダーティペア 謀略の005便(1990年製作の映画)
3.5
高千穂遥によるSf小説を80年代にアニメ化した作品。「ダーティペア」のアニメ映画である。

WWWAに所属するトラブルコンサルタント(トラコン)の二人組こと、ラブリーエンジェル。しかし破天荒なまでに暴れまわった挙句最後は星一個壊滅させてしまい跡形もなくなるため、人々はダーティペアとしてこの二人を恐れている。

その昔、たまたまLDでわざわざアニメとOVAを全て見てた。オタク文化最盛期のころのアニメであったため。かなり見応えがあった。あのバブリーな感覚が好きなんですよ私。80年代の人の命や星一個すら軽く潰すあのポップな描写の最高潮とでもいうようなあのタッチが好きなんですよね。

この映画版は、凄いシリアスな描写もあり、どちらかといえばハードボイルド路線として描かれていますね。テレビだと抑えられていた描写も、映画だと血の飛沫とかがついたりするなどかなり過激な描写をやっていましたね。

ただ、OVAとかだと首がねじ切れたりする描写もあるから、それに比べればまあマイルドだったのかなと思いますね。しかし、お酒一気飲みして死んじゃうとかのバーでの攻防は本当に気持ち悪かったですね。

最後も、あまりきれいに終わらず、ダーティペアらしいドライで軽いノリはなく、寧ろしんみりしちゃうからちょっと物足りない部分があるのかな~と思っちゃいますね。

とにかく映画なども含めてとても面白いアニメなのでダーティペア見てください。面白いでっせ。
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