このレビューはネタバレを含みます
女性差別を訴えるだけの物語と思えばそうではない。「男性もまた、性別という檻に囚われている」と主人公は訴える。
変わっていく世界に対して、国の根幹を成す法律がいつまでも時代遅れなのは如何なものか。初めて女性差別が裁判で問われて100年。その長い年月の間、今回の裁判のように、勇気のある人が幾つもの勝利を収めて少しづつ女性の人権を獲得してきた。
不条理を我慢するのではなく、声を上げて今戦う。それをしないと、未来をより良い世界にはできないのだと学びました。
タイトルも良いですね、ビリーブ(信じる)。より良い未来を信じる。だからこそ、今の世界が完成されていると思っている、頭の固い男共とぶつかる。
主人公の家族の形も良かった。