「背が低すぎる」
彼氏の友達にレイプされた上に彼氏には殺されかけた。復讐するしかねぇ！するしかねぇ！
不倫相手にぴったりな尻軽お色気金髪かと思ってたら本気出したらヤバかった。ナーメテーター案件。
男性陣酷すぎてFRED PERRYのポロシャツにも腹が立ってくる。女性が感じる圧力や、男の中に女1人で味方のいない感じを意識して表現してる。ハンティングという男性性の象徴を通して、主客逆転して彼女がモンスター役のホラー構図を意識したのかもしれない。序盤と後半でビジュアル違い過ぎ。
単純に悪者がやられる話というよりも、男女共に目を覚ませよ！というメッセージを感じた。
映像が鮮やかでオシャレ。蟻に注ぐ血液の映像からの彼女の復活は衝撃的だ。コラリー・ファルジャ監督。気のせいじゃなければ、痛々しいシーンや残虐な描写は女性のほうが得意なように思える。
構成としては、条件が整う序盤から主人公の復活で中盤に入り彼女の変化を描く。ハリウッドとはまた違って、映像で隠喩的に心境や情勢を伝えようとしてるので、アート感覚を持って見ることで楽しめるのだと思う。さすがおフランス。
デブが両目刺されるのは象徴的だね、っていう作品。
