これは恐ろしい作品ですね。
最後は乗っ取りですからね。もう「エクス マキナ」なんて話どころじゃないですね。さらに発想が怖い方向へ行った感じです。まあ、「AI崩壊」よりは近未来という感じはします。
とにかくいろんなジャンルを跨ぐ映画でまあ、表面的には近未来SFということになるんでしょうけどアクションあり、重厚なドラマありそして、夫婦愛やAIとの共存をテーマにしながらラストはホラーしかし、全般的にはミステリー要素もあってバラバラのように思われてしまいますが、意外とまとまった作品になっています。
その中心にいるのはローガン ミッチェル グリーンです。彼はこれまで「プロメデウス」にも出ていますが、この映画のコンセプトの「ロボコップ」がさらに現代的に進化して、さらにニートだったら・・・みたいな感じですね。アクションシーンは前半より後半の方が個人的には好きです。カーチェイスや銃撃戦は見応えありますし、それだけではなくて何かを言いたい作品のようです。
ただし、母性愛要素があまり心に響かなかったですね。夫婦愛の方にこの監督は興味あるのでしょうかね。そんな気がします。あとあの黒人キャラへのバイオレンスはやりすぎですね。男性の方もそうですが、女性の方もちょっとオーバーな気がします。こういうシーンを作るからアメリカは分断してしまうのかなと思います。
まあ、最終結論としては面白かったです。
そのうち思い出した頃にまた見ます。