大女優である母が自伝を出版した。
タイトルは「真実」
であるが、娘から見たその本の内容は、ちっとも真実じゃあないから母にガチギレ。
ついでに長年大女優に連れ添ったマネージャ?付き人さん?についても一言も書かれておらず、存在を否定されたマネージャもガチギレして仕事辞めちゃう。
それに対して母は「私は大女優。それに似つかわしい内容で良いのよ」と。
ここからどうやって関係修復するのか、それともしないのか。
修復のきっかけは、母の本音だった。
本音、つまり真実はきちんとそこにあったのでした。
なんかこの話、中二オブ中二病の次男と自分を連想させる。
本音を言語化できずに誤解を生むような言葉を発してしまい、親に怒られるの絵。
親もあとからその本音を知り、怒るべきではなかったと反省する。
この映画の娘も「母ちゃんのことは絶対に許さん!」と言いつつも、、、
つまり、母が中二病で、娘が母、みたいな立ち位置。
それはさらに作中内映画の設定に被ってくるねえー。
是枝裕和監督の、海外共同制作ということでかなり期待度高めだった。
最初こそ少し眠かったが、最後はきっちり締めてくれた。
強い感動とか衝撃は無いけど、静かな名作ですね。