真っ黒こげ太郎

メン・イン・ブラック:インターナショナルの真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

3.0
※本レビューの点数は、あまり真に受けないでください。

主演や監督が代わっても相変わらずなユルさでした。w
ただ、点数の割に初見の方にはオススメしづらいぞ!!!!



現代社会には宇宙人が人間に紛れ溶け込んでいた…。
そして、それらを監視する、「組織」も存在していた…。

現代社会に紛れ込んだ宇宙人との接触や監視を目的に設立された、政府の最高機密機関、MIB(メン・イン・ブラック)。

ひょんなことからMIBの存在を知り、熱心な売り込みの甲斐あって仲間入りを果たした女性エージェントの”M”。

早速先輩格でチャラ男の問題児なエージェント”H”と共に、とある王族の宇宙人の護衛任務に当たるが、謎の宇宙人の襲撃を受け、王族の宇宙人が死亡!!!

だが息絶える直前、王族の宇宙人はエージェント”M”に謎の石を託し、「MIB内部に裏切り者がいる。」と伝える。

エージェント”M”とエージェント”H”は裏切り者や襲撃犯を追って、世界を飛び回るが、彼らは逆に裏切り者としてMIBに追われてしまう羽目に!

果たして裏切り者は誰なのか!?そして裏切り者の目的とは!?




ハチャメチャ宇宙人の大騒動とそれに立ち向かう秘密組織の主人公チームの活躍を描く、SF・アクション・コメディ。
今回は新たなるエージェントチームを描いた、スピンオフ作品。

一応お話的には独立しており、本作だけでも十分楽しめるとは思いますが、本シリーズ特有のノリやユルさを知るために前のシリーズは観ておいた方がいいと思います。w

実を言うと、以前のシリーズ作品を追いかけたからか、期待値は結構下がっていた。
正直言って、過去のシリーズもそこまで傑作という感じではなかったし。w(個人的には。)

ぶっちゃけ、「あのF・ゲイリー・グレイさんの新作!!!」とか、「クリス・ヘムズワースさんやリーアム・ニーソンさんの新作!!!」的な感じで観に行ってたらかな~り失望していたかもしれん。


そんな本作は、相変わらず良くも悪くもノリはいつものMIB。
監督や主演が変わったが、冒頭のタイトルクレジットは何時もの感じだ!w

ガジェットはいつも通り愉快だし、スケールの小ささやご近所騒動な感じも変わらない。w
気楽に楽しめる仕上がりになっているのもいつも通りだ!


ただ、監督や主演2人が変わったからか、会話の軽快さが少し薄れてしまっているのは少々残念。
出てくる宇宙人も以前に比べればグロさは減っている。
(ただ愛嬌のある感じになっていて、以前の様な気持ち悪さは無くなっている。ここは人によっては評価点かな。)
コメディ要素やブラックジョークもやや控えめになっており、筋金入りのシリーズファンはガッカリするかも。

ただ、後半からはギャグシーンが増え、話の動きが大きくなり、ミステリー要素も面白く観れたりとある程度持ち直してくれるのは良かった。
後、序盤のシーンが意外な形で伏線回収されたり、アクション演出が良くなっていたりと良いところもあった。
それっぽくなりながらも、恋愛に逃げなかったのもいい。


正直、劇場最新作としては物凄い物足りないとは思うし、監督や主演で釣られた人は物凄い失望するとは思う。
とは言えつまらないわけではないし、期待値のコントロールが上手くいったからか自分は退屈せずそれなりに観れました。


まぁ正直言って、前作も大した出来ってわけじゃないので、前のシリーズを観てノリにハマったりついていけるようなら劇場へ行ってもいいかもしれません。

まぁ劇場で失望した人も、後にレンタルかテレビ放映で見返した時は普通に楽しめるんじゃないかなとは思います。(人によるとは思いますが…。)

最後に一言、期待しすぎるなよ!w