観ました。観ました。
何でジェームズ・ボンドも
ワイルド・スピードのドミニクも、
キングスマンのエグジーも
みんな、世界を股にかけて戦うん
でしょうね。みんな好きだな。
あれか、コンプレックスってやつか？
メン・イン・ブラックの良さって
観た人それぞれで違うと思うんですけど、
僕は、雑誌（ムー）から飛び出てきた
ような、もしくは昔の日テレの
（木曜スペシャル）でやっていたような
都市伝説的な、下世話な胡散臭い世界を
ハリウッドがお金をかけて、
その下世話感や胡散臭さそのままに
映像化したことに、良さがあるように
思えて、言ってしまえば、
トイレの花子さんとレベルは一緒で、
凄い狭い世界の話なんですよね。
ニューヨークってなんでもアリ
そうじゃないですか。
きっといろんな言い伝えや
曰く付きの場所があると思うんですよ。
どんな滑稽な話でも、あるかもって
思わせる世界があるじゃないですか。
袋小路の裏通り。怪しい店主。
よくわからない古びたビル。
由来がわからないオブジェ。
使われていないロッカー。謎の鍵。
僕にだってある。
子供の頃行っていた駄菓子屋の
おばあちゃんや、角のたばこ屋の
おじいちゃん。ハシビロコウの
ように動かない。あれは人ではない。
ロボットだ、いやいや妖怪だと
みんなでワイワイ。
消えた教室。階数が増えた病院。
高速道路を走るおばあちゃん。
学校で（擬態）を知る。
擬態かぁーと思う。
あのおばあちゃんやおじいちゃんは
擬態しているのだなぁーと戦慄する。
そして人類全体のその原体験が、
このシリーズの核になっているん
だと僕は思う。
さて映画。
面白かったです。まぁ、中盤までは。
Mは良かったけど、結局、Hが
どんなキャラクターなのか、
わかりませんでした。きっと、
クリス本人も最後までわかって
なかったんじゃないかなー。
伏線的なものなく、
グッとくるドラマもない。
主演2人の人気、俳優力に頼った
だけだったかな。
うー、ごめんなさい。
嘘つきました。そんなに
面白くなかった。
個人的には
いろいろ擬態して欲しかったね。
で、擬態した奴にはそれぞれ
弱点があってね。
エイリアンは（アナログ）に
擬態して欲しかったな。で、
いろいろ変な裏通り、変な扉、
変な店に入って欲しかったな。
何でみんな世界を股にかけたい
んだろう？何？コンプレックス？
