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ビューティフル・ボーイのMEGのネタバレレビュー・内容・結末

ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

思ってたより御涙頂戴でも、薬物中毒の怖さ全開とかでもなくて、ちょっと一歩引きつつ家族の姿を描く話だった。正直ティモシーとスティーヴのどっちにもぐっとは入り込めず、若干どっちつかずに感じた。勿論薬物をやるシーンは過度に演出していなくとも恐ろしかったけど。

しかしティモシーくんの子供時代の役者さんどこで見つけてきたんだってくらい似てたし、子供の頃のニックの姿をみるたびに現在の彼の状況との狭間で苦しくなった。

あと序盤に「どうして薬物に手を出したのか?」って父が問うシーンで、ニックが「わからない」って答えていた(記憶が正しければ)けど、彼がまた手を出してしまった時と同じように、「酔っていて」とか「友達とみんなでなんとなく」っていうのが理由でなんだと思う。はじめは軽い薬物だけだったのが、次第に色々なものに手を出していき、引き返せないところまで行ってしまった。それだけ。

同じく薬物中毒の子を持つ親が言っていた、「娘が1週間前に亡くなっていまは喪に服している最中だけど、思えば1年前から娘は生きてはいたけれど彼女自身はどこかへ行ってしまっていた」(こちらも記憶が曖昧だけど…)的なセリフが印象的だった。
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