ビューティフル・ボーイのネタバレレビュー・内容・結末

「ビューティフル・ボーイ」に投稿されたネタバレ・内容・結末

家族の気持ちを考えると苦しいし悲しいお話だったけど、お父さんの愛をすごーく感じた。
これは実話だし、主人公は奇跡的に薬物から抜け出せたみたいだけど、実際は難しいことなんだろうなと感じさせられた。

Everythingって言うようになった場面よかった。
思ってたより御涙頂戴でも、薬物中毒の怖さ全開とかでもなくて、ちょっと一歩引きつつ家族の姿を描く話だった。正直ティモシーとスティーヴのどっちにもぐっとは入り込めず、若干どっちつかずに感じた。勿論薬物をやるシーンは過度に演出していなくとも恐ろしかったけど。

しかしティモシーくんの子供時代の役者さんどこで見つけてきたんだってくらい似てたし、子供の頃のニックの姿をみるたびに現在の彼の状況との狭間で苦しくなった。

あと序盤に「どうして薬物に手を出したのか?」って父が問うシーンで、ニックが「わからない」って答えていた(記憶が正しければ)けど、彼がまた手を出してしまった時と同じように、「酔っていて」とか「友達とみんなでなんとなく」っていうのが理由でなんだと思う。はじめは軽い薬物だけだったのが、次第に色々なものに手を出していき、引き返せないところまで行ってしまった。それだけ。

同じく薬物中毒の子を持つ親が言っていた、「娘が1週間前に亡くなっていまは喪に服している最中だけど、思えば1年前から娘は生きてはいたけれど彼女自身はどこかへ行ってしまっていた」(こちらも記憶が曖昧だけど…)的なセリフが印象的だった。
2018年、172本目。
@シネアーツ

噛み合わなくなった歯車をどう修復していくのか?
愛情とは何のためのものなのか?
家族の愛、救済とは何かが問われる一本。

スティーヴカレルとティモシーシャラメの素晴らしい演技が胸を刺す。

ティモシーシャラメのあの虚ろな目。
彼の演技力は、計り知れない。
お父さんは薬物中毒の息子をどうにかしようと動き回っているのに息子はその願いも虚しくまた薬物に手を出してしまう。私には重度の薬物中毒の友達や家族はいないからかあまり共感は出来なかった。環境も理由の一つではあるかもしれないけど、愛されている子どもでも薬物に何気なく手を伸ばして抜け出せなくなってしまう人は大勢いるんだろうと想像できた。大人からの期待は思ってる以上に子供を苦しめる。今カナダで生活していて、物語の途中に出てきた女の子のような人達を街中で見かけることがある。彼らの未来についてもちろん人事ではあるけど考えてしまう事があったのでいいタイミングでこの映画を観ることができて良かった。
ティモシーシャラメ君は大好きだけど他の役者さんので見たかったかもって正直思った。かっこ良すぎて輝き過ぎてるというかもっと薄い雰囲気の役者さんで見たかったというのがワガママな感想。