クルードス

ランボー ラスト・ブラッドのクルードスのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

うーん。ちょっと期待し過ぎちゃったかな。
前作の最後の戦場が凄まじい作品だったので、自然とハードルが上がっていたかも。

それにしても、自分の娘のように接してきたあの子が、まさか死ぬとは思わなかった。最後の戦場に出てきた女性は、そんなに酷い目にも合わずに助かったのに。
女性が亡くなった後にランボーが呟く「何で俺じゃないんだ」
いつも死に損ねているランボーにこのセリフを言わせたくてそういう展開にしたのかな。あそこは確かにグッときた。

最大の見せ場であるラストの戦いは、やはりパート1の警官との森でのゲリラ戦を思い出した。ただ火力はケタ違い。
スプラッター度は前作譲り。
ちなみに、トラップで出てきた穴に落として串刺しにするのは、ベトナムがよく使っていた戦術。

ただ、ちょっとあっさり進み過ぎた感じかな。
せめて敵に「あいつは一体何者なんだ!」のセリフの1つでも言わせて欲しかった。
ただのおっさんだと舐めきっていてからの、ランボーに心底恐怖する敵というのもランボーシリーズの見せ場の1つなのに。

この映画の最大の欠点は、見せ場が最後しかない事。
ランボーが活躍する場面があまりに少ないので、ラストへの期待値が上がり過ぎてしまった。
少しずつ見せ場が入っていれば、そこまでラストへの期待値が上がらずに済んだのに。

あと伏線として、ランボーが飲んでた薬、調教してた馬に乗りながら回転する、敵の組織の兄弟のいざこざ等が出てきていたが、その辺が何も回収されなかったのはモヤモヤ。

でもエンドロールでの1~4作目の回想シーンはとても良かった。
特に1作目の歩いているランボーが大画面に写った瞬間は上がったなあ。

ちなみに、私の今年の初夢はこの映画を観る夢だったので、無事に実現出来た事は良かった(笑)