真っ黒こげ太郎

ランボー ラスト・ブラッドの真っ黒こげ太郎のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

※今回、ストーリーに関してガッツリネタバレしちゃってるので、未見の人は本編を見てから読んでください!
また「SPL 狼たちの処刑台」のネタバレ、結末にも触れているので、未見の方は気を付けてくださいね!



ランボー、 怒りの老後!!!

ランボー、 怒りのホームアローン!!!!

ランボー、 怒りまくりの復讐劇!!!!

邦題に「怒りの○○」が入ってないのに、かつてないほどに怒り狂ってる!!!



前作でランボーが我が家に帰ってから11年後。
ランボーは今は亡き父の牧場で、旧友のマリアとその孫娘ガブリエラと共に平穏に暮らしていた。
相変わらず戦争の悪夢に苦しめられながらも、人生を戦いに費やしてきたランボーはようやく家族と平穏を得たのだった。
しかし、その平穏は長く続かなかった…。

ある日、娘の様に可愛がっていたガブリエラが、自分を捨てた父親を捜すためにランボーやマリアが止めるのを聞かず、単身メキシコに向かった挙句行方不明になってしまう。

早速メキシコへ向かったランボーは、ガブリエラが人身売買組織に拉致されたことを知る!!!
ガブリエラを救出するために、メキシコの闇に乗り込むランボーだったが…。



怒りに燃える元ベトナム帰還兵の男の戦いを描いた、容赦なきハード・バトル・アクション!!!!
シルベスター・スタローンさんの名を轟かせた超名作シリーズ「ランボー」シリーズの第五作目にして最終作!!!

2019年に公開されて中々日本に上陸しなかった本作。
そして長ーいヤキモキの末、ようやっと最強の一人軍隊が返ってきたのだ!!!
もう待ってましたとしか言いようがない。w

そんなこんなで劇場に行って観てきました。
結論から言うと、めっちゃ楽しめました。
正直映画自体の出来は1作目や2作目、「最後の戦場」とかに劣るかもしれんけど、これはこれで興奮できる良い作品だったと思う。
実に容赦がなくて、かつてないぐらい怒りまくりなランボーを堪能できました。wwww


今作、「怒りのアフガン」や「最後の戦場」もかくやと言わんばかりに”溜め”が多い。
もう溜めに溜めまくっている、「お前は待ちガイルか!」と言わんばかりに溜めている。

というより今作、「ランボー」的なアクションはクライマックスに固められており、かなりドラマの配分が多い。
しかし、今回は「初めて家族ができたランボー」や「娘が行方不明になり探す」という、かなりとっつきやすいお話だし、お話自体も緊張感があって飽きずに楽しめた。

前半、行方知れずの娘を捜すためにランボーがあの手この手で大捜査。
その大捜査のパワフルっぷりも尋常じゃない。
”ランボー怒りの壁ドン”に始まり、”ランボー怒りの鎖骨引き抜き”や”ランボー怒りのハンマータイム”と豪快に暴れながら娘を捜す。

しかし、娘を中々救出できず、無理やり水商売させられ、ヤクを打たれ、ズダボロになってゆく娘。
オマケにランボーもボコボコにリンチされ、殺されはしなかったものの長い間意識を失ってしまう。
作中に流れる不穏な空気も相まって「これ大丈夫かな…流石に酷いことにならないよね…あの「SPL 狼たちの処刑台」みたいな展開にならないよね…。」と不安になった。




そして中盤、ようやく娘を奪還し安心かと思いきや…現実は甘くなかった…。

…流石にあの「SPL 狼たちの処刑台」を見終わった時ほどのショックはなかったが、かなり苦しくて、胸が締め付けられた。



しかし、今作はその”絶望”が”怒り”に変わってゆく。


「俺の怒りを―――」

「憎しみを―――」

「思い知れ!!!!!!!!!」


こっからランボーは家の地下トンネルに罠を張り巡らせ、「売られた喧嘩は買うぜ!!」と言わんばかりに敵を挑発して家におびき寄せ、大復讐戦に持ち込む、「これこそが”ランボー”だ!」と言わんばかりのスーパーバトルに突入!!!!

兎に角クライマックスの超絶バイオレンスな”ランボー怒りのホームアローン”が始まってからは、情け容赦のない超絶バイオレンス祭り!!!

罠をフル動員して敵を潰す!!!
瀕死の敵にやりすぎなトドメを刺す!!!
手作りの銃弾をぶっ放し粉砕する!!!
爆弾で敵を丸焼きorミンチに!!!
ラスボスの末路に至っては完全に”ランボー怒りのフェイタリティ”!!!wwww

とまぁこんな感じで、無法な悪党共に溜飲下がりまくりな天誅を下していくランボーの姿は見てて痛快!!!!!!!!!!!!!!
前作の「最後の戦場」より殺される人数は少ないのだが、その分粉砕されミンチにされ伊藤ハムになっていく様をじっくり見せてくれる。
前作同様にCGも使ってるが、ここまでくるともうスラッシャー・ホラーレベルだ!!!!w
(無論、ランボーが殺人鬼役。www
”ランボー怒りのスラッシャー。”www)
ラストバトル、というよりラストは一方的に敵を制裁!!!
前作の最後の敵以上にやりすぎかつスプラッターな処刑方法は必見だ!!!!
(スタローンさんの鬼気迫りすぎてる怒りの顔も必見。)


そんな感じで切ないドラマで一貫して溜め、最後の最後で”ランボー、怒りの大爆発”と、実に情け容赦のない凄まじい内容だった。
ただ、悪党兄弟等、一部のキャラのドラマがおざなりだったりと、気になる所もあったりした。
特にジャーナリストの女性はランボーを助けたのでその後重要な役割になるのかと思いきや、割とあっさりフェードアウトしたのはどうかと思った。
これならそこら辺の善良な市民で良くなかったか!?w

まぁそこら辺が気になる人はキツイかもしれんが個人的には実に容赦のないランボーを拝めたので最高でした。
思い場面もあるので、「痛快丸かじり!!」を期待するとダメージを受けるかもしれませんが、兎に角容赦のないバイオレンスアクションが見たい方には是非ともオススメだ!!!!


そんなこんなで最終作まで追っかけてきたランボー。
シリーズを重ねるたびに過激になり、山の様にドンパチを味わえる、素晴らしいシリーズでありました。

ランボー!ありがとう!!!
スタローンさん!ありがとう!!!
ランボー!永遠に!!!!!!


追記:今気づいたんだけどルイス・マンディロアさんは何処に出てたんだ?w
更に追記:↑に関して調べてきたら冒頭部分に出てた保安官役だった。
あれか~!w