みそらしど

永遠に僕のもののみそらしどのレビュー・感想・評価

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)
3.0
歪んでるけど、きれいな青年だったな。
特に踊っているとき。

躊躇いなく人を殺していく彼にとって、殺人という行為はどういう意味があったんだろう。
人を殺すことは、誰かが自分から離れていかないためや、自分を守るためや、誰かに愛されるための、あくまで手段に過ぎなかったのかな…。

あんなに淡々とあらゆる罪を犯している一方で、追い詰められた時には母親に救いをもとめるところが、年相応あるいは年齢よりも幼さを感じで複雑な気持ちになった。ひとりの人を見ているのではないみたい。


電車の中で流した涙は、何を想って流れた涙だったのか考えちゃう。