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THE GUILTY/ギルティのkissenger800のレビュー・感想・評価

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)
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ハリウッドリメイクとどっちを先に見たとしても後から見るほうが気の毒なことは分かったうえでオリジナルを後回しにした私の罪をゆるしたまえ。
案の定「あーねー」ぐらいのインパクトしか受け取れませんでしたし、なんなら主人公のシチュエーションについてはリメイク版のほうが現実社会とのリンク具合で勝ってるのでは。みたいな感想まで出てしまって、そもそも思いついたひとのほうが後出しで派手に展開するひとよりエラいに決まってる。って信念に反する感想になってしまい、あわてて言い訳がわりの豆知識を集め始める私。

・物語の車が向かっている場所、シェイクスピア「ハムレット」の舞台なんですって
・監督がたまたまYouTubeで見つけた警察24時的なコンテンツから着想したそうですよ
・リメイク版は11日しか撮影にかからなかった、しかも監督がコロナ陽性患者濃厚接触疑いで隔離される必要あったから指示はぜんぶリモートだったってすげえな。って思ってたけどオリジナルのこっちも実は13日しかかかってないとか
・好きな食べ物は何ですか。って作中の質問への答えがオリジナルとリメイクで違ってくるのは当然ですけど(そういうことへの情熱がスゴい私)、字幕で「ポークソーセージ」ってなってる原語はMedisterpølse(メディスタピョルセ? 後半の発音が違う気が)
・ちなみにリメイクのほうでは字幕「チェリーのフローズンドリンク」、これはCherry Slurpeeね。アメリカのセブン限定ドリンク(なお、これぞアメリカンジャンク、って味です)

ふー(なんとかごまかせたぜ)。

ほぼ忠実なリメイクって意味ではハリウッド『セルラー』(2004)とその香港リメイク『コネクテッド』(2008)を連想するのですが、どっちを先に見たのか、このふたつだとこっちがいいなって思ったのがどっちだったのか。もはや何も思い出せません。
なんなら『フォーン・ブース』(2002)ってまた別の佳作もあるので(インド版リメイクは未見)人類は電話を禁止すべき。俺が何の映画のことを考えていたか混乱するから。
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