ミサキ

キングダムのミサキのネタバレレビュー・内容・結末

キングダム(2019年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

原作も読んでいます。普段、あまり邦画のマンガ実写化映画は劇場には観に行かないのですが、本作は公開直後の評判がかなり良かったのでGW頭の土曜日に足を運んで観てきました!

限られた上映時間の中で、上手く脚本をまとめていたと思います。
原作を読んでいる方にとっては、「ここを端折っちゃうのか~」と人によっては感じてしまう部分もあったかと思いますが、尺の問題で仕方なく削ってしまった部分もパンフレットに軽く言及されていたり、知りたい方は原作を読んでください、という販促になっている点も◎。私が原作を読んだことのない一観客であればおそらく劇場を出たその足で書店に向かい原作を買いに行っています(笑)削られている部分があるとはいえ、ストーリーが面白いという部分については原作で保証されているので、ここまでで後は割愛。

面白かったという評判が後押しだったというのもありますが、今回劇場に足を運んだ一番の理由はキャストに吉沢亮さんがいらっしゃったことでした。ですが、鑑賞後の私の感想は「大沢たかおがすごい」。これに尽きます。もちろん目当てで言った吉沢さんも素晴らしく、漂・政を見事なまでに演じてくださっていたのですが…本作の大沢さんのインパクトには他の何者も勝つことができないのではないだろうか…。王騎将軍を見事なまでに演じていただきました。役作りのために体重を増やされたりもしたとか。たしかに、鎧から除く腕のたくましさ、肉々しさは原作通りの王騎だったように思います。存在感も半端じゃありません。出番自体はトータルの上映時間の中でも微々たるものですが、それでも上映後の出て行く観客たちから聞こえてくる感想はほとんど王騎将軍、大沢たかおさん関連のものでした。それだけ印象が強い…王騎将軍自体強烈なキャラクターではあるのですが、あれを現実にするとこうなるのか…という衝撃がドンときます。

また、個人的には長澤まさみさんの楊端和も美しく華麗で素敵だと思いました。あんな女性になりたい…。長澤まさみさんはあのような強い女性の役が本当に合っているなと再確認しました。

突如挟まれるかなりあからさまなCGにはたまに面食らいますが、殺陣のシーンも迫力があって一コマ一コマ停止して画面を見たいと思わせてくれます。が、カメラワークが激しいので酔いやすい方は要注意かもしれません…。(私は前の方の席で見たのですが、首の疲れもあってか酔って気持ち悪くなってしまいました…)

今後もバンバン続きを作ります!!とバチバチに感じさせてくれるしめくくりだったので鑑賞後の余韻もすっきりしています。今後も続編が出来るのが楽しみ!

原作ファンも、原作を知らない方も、とりあえずあの大沢たかおさんの演じる王騎将軍だけでいいので見て欲しい…あれだけで1800円の元は取れる…そう思います。(ごり押し)
ミサキ

ミサキ