まったくもってノー知識｢吉沢亮がいい｣の評判だけで観に行ってしまいました(笑) 中国史にも疎く、後から｢えっ！アレ始皇帝のことなのかー！｣って驚く始末^^; そんな私でも存分に楽しめました。とにかくよくわからなくてもブチ上がる！高揚感あった！
佐藤信介監督の作品は気付けばいくつか観てて。原作モノも沢山手がけておいでですが、世界観の再現がいつも上手で、結構極端な設定でも浮き上がらず自然と話の中に入っていけます。もちろん日本とはスケール段違いのセットの力もありますが、とにかく二時間観続けるにあたり｢話に入っていけるか｣の要素は大きい。
山﨑賢人くん。正直お芝居に技巧的なものはあまり感じないのですが、この人のいつまで経っても馴れ合わない感じというか、一生懸命さが素直に入ってくる感じは好きで気付けば何作か観ています。ジャンプが原作という今回のテイストにもよく合っているし、やっぱりこう…顔がいいよねえ～(笑)
それと、その顔面が国宝級にいい吉沢亮くん。間違いなくこの王様の役は彼の転換点だし、俳優やってて一度あるかないかという巡り合わせだと思う、大袈裟に言ってますか？(笑)いやでもそうとしか思えない！しかも王様の方だけじゃなくて死んでしまった漂のほうもめっちゃいいヤツ…あの囮になって馬で駆けていくやつは反則です。なにもう…好き。これはひれ伏さざるを得ない。
他、高嶋政宏さん、大沢たかおさんと要潤さんのツーショットなど、ベテラン勢もみな麗しくきちんとお話の世界観に違和感なく染まってるのがよかった、観ていて非常に安心感がありました。
それと音楽！お名前カンペキに覚えましたけどやまだ豊さんのサウンドがやはりいい。デスノートLNWですごく印象に残っていい作曲家さんだなあ～と思っていましたが、今作でも心沸き立つ音作りにシビレました。デスノも佐藤監督でしたよね、そのときのご縁なのでしょうか。
お金が全てではないのですが、やはりお金のかかっている映画というものは観ていてある種の爽快感があります。またこういう映像体験をしたいなと思いますが大ヒットということで続編は期待大ですね。信が大将軍になる様も見てみたいですし、中華統一の道筋もぜひ確認したい！
ぜひ日本のスターウォーズを目指して欲しいものです。
