肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

アンフレンデッド:ダークウェブの肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

3.5
闇巣を覗くとき、闇巣もまたこちらを覗き、今か今かと待っていたのだ

暇を持て余したハイパーハカーたちの遊び

PCを主としたスクリーン画面のネット通信とTV電話だけで展開される"画面内映画"の『アンフレンテッド』第二弾です。続編ではなく、表現手法が同じというオムニバスに近い内容です。
自分は『Search/サーチ』から始め、画面内映画は『Search』→『アンフレンテッド:ダークウェブ』→『アンフレンテッド』と制作年逆順な原初に辿るような変わった見方をしていますw

第二弾のこちらは、前作の設定情報から鑑みるに、厳密に「ホラー」というジャンルではなく、対犯罪組織の「サイコ・スリラー」に巻き込まれるというジャンル違いを意識して観た方がいいかも知れません。
前作は幽霊、今作は実在の人間のハッカーの手にかかりいいように殺されていくという胸糞展開です。プロデューサーが同じようですが、『パージ』シリーズのアウトロー集団たちがハイパーテクノロジーを駆使して"殺戮パーティ"を開演するというイメージがしっくりくるかも知れませんw

襲いかかる敵が人間だけに、リアリティ寄りではあるんですが、そのハックテクが現実の常軌を逸したレベルのハイパーテクなので超常な「魔法使い」的な存在が襲いかかってくると思った方がすんなりと楽しめますw
某評価サイトでも知ったかぶりで批判することに悦に入る人はよくいますが、これはなにもリアルなクライムサスペンスで決してありません、そこを理解して楽しむのが大人の嗜みというものです(笑)

最初にスカイプぅな映像通信でグループの友人たちのダベリが非常に苦痛で(ある意味ではリアルw)ズッコケてしまうんですが、そこを乗り越えて"闇に入る"後戻りできないネット通信が始まると怒涛の展開で緊張感を保ちつつ、テンポ良く展開できていたのでリアルと非現実の違いに悩まされながらサクッと楽しめました。
もしこんなグループが"世に存在していたら?"と妄想力を高めるとこの映画は一瞬にして「ホラー」へと変貌します。

まあでも胸糞って主人公が主原因のとばっちりの胸糞ですからぁ!!(クズw)