インド大映画祭2021で観た中で1番微妙だった。社会問題を盛り込んだヴィジャイ映画はもうお腹いっぱい。後半にインドの闇に切り込んでいくいつものパターンなのだが、ただのエンタメで終わらせたくないのか、逆に貧困やレイプ等がエンタメ映画の餌にされてるように感じる。まあこれは捻くれすぎだが。
同監督作の『ビギル』でもそう思った。女性がレイプされて殺される→主人公キレて無双というパターンが近年のインド映画のヒーロー像に多くて観ていてたまに疲れる。でも考え方によっちゃ現実では誰も助けてくれないからせめて映画だけでは救いを求めてるのかもしれない。
