まとぅん

mid90s ミッドナインティーズのまとぅんのレビュー・感想・評価

4.0
【君と出会って、僕は僕になった】

○『ドント・ルック・アップ』や『21ジャンプストリート』他、コメディ系に出演するジョナ・ヒルが監督として世に出たデビュー作品。
ずっとクリップしてて、いつの間にか配信されていたので鑑賞。


ワルをしたい🤪✨と、どの国でも年頃の男の子はやはり思うんだろか!
自分も、危ういことをするスリル、悪いことしてる俺カッケー!って思ってたことあります笑笑
でも結局、悪事を働いて怒られるのが余計コトを面倒くさくすることに気付き、そういう人達を冷めた目で見て、「クール」な俺カッケー!に切り替わった我が中学生時代🙄イタタタ
いずれにしても懐かしい青春ですね...

親目線になったら、そんな子どもの姿を危なっかしくて見てられないんだろうけど、思春期男子はそんなもんです。世のお母様達!ガキだなぁと思って見守ってあげてください笑


ー1990年代半ばのロサンゼルスで、13歳のスティーヴィーは兄のイアン、母のダブニーと暮らす。力の強い兄には全く歯が立たず、早く大きくなって彼を見返してやりたいと願っていた。
そんなある日、街のスケートボード・ショップで知り合った 彼らは驚くほど自由でかっこよく、スティーヴィーは憧れのような気持ちで、そのグループに近付こうとするが...

○「ガキ」から脱却するために不良たちの真似をするスティーヴィー。
まだ幼く、純粋な心が残るためワルをすることに抵抗・葛藤もある。

必死にタバコの匂いとか落とすシーンは可愛い笑
「"黒人"って何?」はその純粋さからか、無知からか。その一言から徐々に兄貴達に気に入られ始める。

○年は違えど、f○ck!shit!連発兄貴達と過ごすことでタバコ・ドラッグ・酒・sexなど未知の世界を体験していくスティーヴィー。
彼らは彼らで体の心配や怪我の治療など心優しい面も。女の子との初体験には一緒に喜びを分かち合ってくれるほど「イイ奴」ら。
世間一般的に見たら不良でも、実際に関わってみると、彼らは貧しさや辛い家庭環境を抱えており、一方で、人生を誰よりも楽しもうとしている。

役者達も俳優ではなく、実際のスケートボーダーを使っているそうで、よりリアルに仕上がっている。

○重傷を負ったスティーヴィーを病院で待つ、軽傷のメンバー達のシーン。

ここで母親は親としての未熟さに勘づいたっぽい。
スティーヴィーにはこんな良い仲間がいたのか...心優しい青年達ではないか...と。そう感じていてほしい。(事故起こしたの彼らのせいでもあるけど笑)
歯が立たなかった兄も弟との生活の充実度に差が生まれ、最後には改心したっぽい。


彼らの行動を肯定するわけじゃないし、
勉強も勿論大事だという前提で、若いうちは遊んだ方がいい。学生時代から遊んでる人の方が社会に出て活躍している率が高いんじゃないか?と、自分の周りだけかもしれないが、そう思う。
若くて何でもできるうちに色々と経験する。新しいことに踏み込む勇気は恐怖もあるけど、成長できる絶好の機会。
ルールに沿って真面目に生きるだけだとつまらない。型にハマらない、ギリギリでいつも生きていたいからReal face🤷‍♂️

...と感じたLate90'sの鑑賞記録は以上となります。
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