ヤマト

mid90s ミッドナインティーズのヤマトのレビュー・感想・評価

3.9
2022年268作品目
洋画連続鑑賞中。
Amazon primeの高評価作品を観よう12作品目
【サニー・スリッチ】主演
監督は【ジョナ・ヒル】で長編映画監督デビュー昨
ジャンルはドラマ
《mid90s ミッドナインティーズ》

キャッチコピー「たちあがれ、何度でも」
「君と出会って、僕は僕になった」


舞台は1990年代半ばのロサンゼルス。
主人公は【サニー・スリッチ】演じる13歳のスティーヴィー。
スティーヴィーは【ルーカス・ヘッジズ】演じる兄のイアン、【キャサリン・ウォーターストーン】演じる⺟のダブニーの3人で暮らしている。
冒頭のシーンでもあるように⼩柄なスティーヴィーは⼒の強い兄に全く⻭が⽴たず、早く⼤きくなって兄を⾒返してやりたいと思っていた。
まぁ思春期と言うか、不良への憧れと言うか、粋がってカッコつけたい年頃の主人公な訳です。

そんなある⽇、街のスケートボードショップを訪れたスティーヴィーは、店に出⼊りする少年たちルーベン、レイ、ファックシット、フォースグレードの4人と知り合う。
スティーヴィーから見た彼らは自由でカッコよく正に憧れのような存在であった。
ルーベンの子分的な立場からスタートし、グループの一員になり、仲間たちからサンバーンというニックネームで呼ばれるようになる。

ある日、スケボーの度胸試し中にスティーヴィーは屋根から転落してしまい、頭を怪我してしまう。
その根性、イカれ具合にクールなレイとファックシットはスティーヴィーを気に入り、ルーベンは仲間内における自分の地位が脅かされていると感じるようになり、徐々にスティーヴィーに対する敵意を剥き出しにするようになる。

こんな感じで物語は進み、仲間たちとの関係だったり、喫煙、飲酒、ドラッグ、性行為、喧嘩、兄弟・親子関係などスティーヴィーの日常を描いた作品。

そしてレイは良い奴だな~って思いました。
明らかに年下のスティーヴィーに対しても対等に接し、落ち込んでるスティーヴィーを励まし、仲間想いで夢もあり芯のある人間だなと思いました。
正にクールな男です。

賛否両論ありそうだけど、個人的には思春期の粋がってる年頃の時が懐かしくもあり、共感できる作品でした。
ヤマト

ヤマト