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ジャングル・クルーズのRenのレビュー・感想・評価

ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)
2.5
THXにて。何とも言えない....これの何倍もハチャメチャで見せ場も面白さもてんこ盛りなアドベンチャーものが見られると思っていたので若干の拍子抜け感も否めず、でした。

まず第一に、ヒットしてくれ。そうしないとまた西野○廣に「ディズニーはジャングル系が弱いからその公開時期に僕の映画をぶつければ興行で勝てる」とか言われちゃうよ!

紛うことなきドウェイン・ジョンソンとエミリー・ブラントのスタームービーでした。2人の画の力で引っ張る127分。ドウェインの大味すぎるキャラ設定も彼ならではで楽しいし、物語的なフリにもなっているので全然OK!ジャガーのプロクシマも可愛くて満足!
パークの『ジャングル・クルーズ』になぞらえたシーンも勿論登場します。が、それらはあくまでファンサービスであり、必然性を持って組み込まれたという感じではなかったかな。でもそもそもがそういうアトラクションなのでこれで良いんだと思います。

ジャングルの描写は良くも悪くも、「まあディズニーが実写化したらこうなるよね」てな感じで特筆する点無し。敵キャラの造形は相当キモくて、その辺りの描写は頑張っていました。
ただ展開の尻窄みは否めず、結局前半の山場である、酒場→船に乗り→潜水艦から逃げるアクション の流れが一番面白かったです。

この時代の女性にズボンを履かせて、はい、ポリティカルな要素ですとするのは浅はかじゃない?ディズニーどうした?からのラストで完全にそういう展開になるので、おーやっぱり最近のディズニーだなぁと少し引いた目線で観てしまいました。笑
メガホンをとったのは傑作ホラー『エスター』を撮ったジャウム・コレット=セラ監督ですが、途中確かにそう言われれば納得しなくもない展開が。これは観てのお楽しみ。

以下、絶対あると思っていたのになかったシーン
○ キャンプを荒らすゴリラ
○ ジャンケンをする(現:バナナを取り合う)ワニとゴリラ
○ サイに追われ木にしがみつく探検隊
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