真っ黒こげ太郎

ゾンビランド:ダブルタップの真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

4.7
アクションがパワーアップ!!!ネタも笑いもパワーアップ!!!
ドラマもハラハラドキドキ成分増し増しでパワーアップ!!!

ついでにゾンビもパワーアップ!?
ダブルタップじゃ物足りない!?!?

何故か「ターミネーター」ネタでいっぱい!!!
でも本家の方がウケてないのは何故なんだ!?(泣)



前作から10年。
ゾンビ社会を生き抜く内に”家族”となったコロンバス、タラハシー、ウィチタ、リトルロック。
彼らは空になったホワイトハウスをゲットし、毎日を楽しみながらのんびり暮らしていた。

しかし、ウィチタ&リトルロック姉妹はボンクラな男子達に不満を溜めこんだ結果、家を飛び出してしまう。
幸いウィチタはすぐ戻ってきたが、育ち盛りなリトルロックは変な男に捕まって逃避行してしまう!!!
コロンバス、タラハシー、ウィチタは後を追うが、ウィチタと付き合っていたコロンバスがウィチタの不在中におバカ娘のマディソンと不倫するわ、不倫がバレて2人の中が悪くなるわ、ゾンビがパワーアップしてるわでえらい事に!!!

果たして、コロンバス、ウィチタ、マディソンの三角関係の行方は!?
ウィチタ達はリトルロックを連れ戻せるのか!!??
進化したゾンビを相手に、彼らはどう生き残るのか!!!???



ゾンビまみれになった世界を舞台に、はぐれた家族を探すため旅をする男女…いや家族を描いた、青春・ゾンビ・ロードムービー・コメディ第二弾!
コメディゾンビ映画の傑作である前作「ゾンビランド」から10年ぶりの続編!
何でも主演4人が大スターとなり、監督や脚本も大忙しとなったため本作の制作は大変だったらしいが、こうして前作の面子で続編が完成した!!!
(でもぶっちゃけ、自分は名優とかアカデミー賞とかに興味が無いので、主演の4人に関しては全く知りません…。
ジェシー・アイゼンバーグさんやエマ・ストーンさんより、マーク・ダカスコスさんやゲイリー・ダニエルズさんの方の顔と名前を先に覚えてしまうような映画人生であります。w)


そんなこんなで作られた続編、前作が結構面白かったのでそそくさと劇場に赴きましたが…。

いやー、 面白れぇ!!!!!

前作以上にパワーアップしてて、凄い楽しかった!!!


お話は前作同様に青春ロードムービーな感じの内容。
だが、今回はドラマの主点が、家族の”誕生”から家族の”絆”に変わっていた。
今回は前作とは違う形で家族が分裂の危機に。皆相変わらず前向きで悲壮感はまるでない。
だが、前作とは異なり、固い友情で結ばれた家族が少しづづすれ違い、家族の行く末が気になる内容になっており、これが意外にもハラハラドキドキして観れた。(緊張感はないがw)
そのドラマは、クライマックスの戦いやオチでしっかりと結束、ラストは三者三様の恋の行方がしっかり映され、爽やかに話を締めくくってくれる。
そんなこんなでドラマ方面は前作よりも面白くなっていました。

また、前作の数少ない難点だった中盤のダレを、主人公側のセルフパロディや新たなる出会い、ゾンビの大バトルにもつれ込む等、いろいろと工夫することにより見事克服。
前作の様なダレを感じることなく、最後まで楽しく観れました。
前作同様の特別ゲストやコメディシーンも相変わらずの楽しさ。


またゾンビがパワーアップしたり、ゾンビが種類別に分けられたりとゾンビ映画としての面白さも増してました。
ゾンビがしぶとさから「T-800」と名付けたり、ターミネーターなネタを用意したりとネタ要素もしっかり欠かさずに展開していた。
クライマックスではゾンビとのド派手な大バトル展開なのも最高だった!
無論、ゾンビのクオリティも文句ナシ。
(結構過激ながらもグロ初心者にも観やすいスプラッター描写は健在。)


又、アクションもド派手になっており好感触。
前作に比べるとスラップスティックな面白さや、無双レベルの大暴れは鳴りを潜めていた。
でも今回はクライマックスで発生した”縛り”を有効活用し、ハラハラドキドキながらもアイディアに富んだアクションを生み出していた。
やたら派手な爆破アクションやカースタントが展開され、個人的にはこっちの方がとっつき易かった。(これに関しては賛否が分かれそうだけど。)
ラストのゾンビとの闘いは前作になかったハラハラがあって見入ったし、あの退治法は結構ヒヤヒヤしたし、思った以上に股間が縮こまったぞ。
(俺だけかもしれんがw)


兎に角前作の良さを引き継いだ上でグレードアップした、実に楽しい続編だった!!!
細かいことは言わんので前作から順当に観て欲しい、前作を超えたコメディ・ゾンビ映画の大傑作!!!
初心者から上級者まで、幅広く楽しめるので是非!!!!