コードギアス 復活のルルーシュのみかんのネタバレレビュー・内容・結末

コードギアスの新作を楽しめたという意味では、よかった！
でもこの作品が好きな反面、本作を見て、TVシリーズで完結していたものが今更変わってきちゃうことで、いろいろもやもやしてしまったというのが正直なところでした。。。
個人的には、TVシリーズでの終わり方は、悲しいけど、それがルルーシュとスザクの二人よがりのやり方だったとしても、二人が背負った覚悟と代償は納得できるものでした。
本作は、そこから1年後の話。
簡単に言うと、ルルーシュが復活して、彼が救われる話でした。
ルルーシュも大好きなキャラクターなので、彼が救われるのは良いんです。ルルーシュとC.C.のやりとりも、孤独な二人の寄り添う切なさがすごく好きでした。
C.C.の最後の笑顔に、本作の意味はここにあったのかなと思うほど。
一方で、相変わらずスザクに救いがないのが個人的につらくて、受け入れられなかったです。
ゼロから解放されて、スザクとして生きられる居場所が彼にもあれば（そういう描写があれば）、すっきり受け入れられたのかもしれませんが、結局ゼロになるのは彼なんだと、エンディングの立ち絵を見て悲しくなりました。
せめてナナリーと笑い合ってるようなシーンがひとつでもあれば違ったんですが。。。
ナナリーがルルーシュに、罪を一人で背負わなくてもいいから一緒にいたいと訴えていたけど、それならスザクも救われてもいいのでは？と思っちゃったので。
それに、スザクがルルーシュに生きてて良かったと伝えるシーンに、ゼロ・レクイエムで二人が背負った覚悟と代償を思うと、スザクは本心でそう思ってはいても絶対に言えない言葉なのでは、と。
自分が手にかけた相手を前に生きてて良かったと言うことは、スザクにとって相当残酷だよな、と何ともいえない気持ちになりました。。。
本作は今のところ続かないみたいなので、こんな形で終わるなら、TVシリーズでの終わり方で良かったと思わずにいられませんでした。
あと、シャーリーを生かした意味もよくわからなかった。。。
話にも殆ど絡んでこないし、ルルーシュにとって重要な存在として扱われているようにも見えなくて、これだとシャーリーの生死の改変が活かされていないと思うんですが。うーん。
結局、2時間くらいの短さでは補いきれない濃い作品であるということかな、と。
本作のオリジナルキャラクターも、姉弟の関係や国への想いとか、キャラクターの背景が余り描かれず、退場もあっさりだったので、もっと見たかったです。
別次元のCの世界とかは、理解が追いついていかなくてよくわかりませんでした。
なんで、どうやって、って色々疑問もありましたが、なんやかんや、TVシリーズか続編でもっと見てみたいなぁと思っちゃう、何年たっても楽しめる作品です。
ナイトメアの戦いには心躍るし、かっこよかった！
スザクもカレンも負ける感全然ないから危機感なかったけど笑。
オレンジとアーニャが癒やし枠でした(*^^*)
女性キャラではアーニャが一番好きです。