ぐっさん

グリーンブックのぐっさんのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
5.0
2019/3/8ユナイテッドシネマ札幌にて鑑賞。
まずは、第91回アカデミー賞作品賞受賞おめでとうございます。(*^_^*)

 いやぁ~面白かったし、楽しかった。
 ガサツで無学なイタリア系アメリカ人の用心棒トニー・リップが黒人天才ピアニストのドクター・シャーリーのピアノライブの警護をするため車での長旅にでるまさに、おじさん2人の旅に一緒に参加させてもらってる気分で観れて、ぎこちない2人からスタートしたけども、長旅をしていく中で相手同士のいろいろなことがわかり、わかちあい、知らないことを学んでいき、白人黒人なのでいやなこともあるけども、どんどんあっいいなぁ~こういうのという友情も芽生え、すごいいい旅を見せられた素晴らしい作品でした。

 まだ、差別問題が激しい時代の中、いろいろな場所でイヤなことはあるけども、グッとこらえなければいけないシャーリーにも大変な時代だけどもやり遂げようとする気持ちを忘れず頑張ってきたんだと、描くことでこの作品から伝えたかったテーマもわかりやすかったし考えさせられる気持ちにもなった。

 落ち着いたシャーリーとよくしゃべるトニーとのギャップが激しい名コンビぶりの描き方も良く、「あれはダメですよ。」「これはダメですよ。」というトニーの教育係としてシャーリーがいるみたいな感じでも面白かった。トニーの奥さんへの手紙を書くシーンには成長ぶりを感じるので、注目していただきたい。
 その、逆にシャーリーが知らないことを、トニーが教えるシーンも面白かった。
 やっぱ、ケンタッキー州に来たシーンは最高でした。ここも注目していただきたいですねぇ(ケンタッキーと言えばあれを食べることになるシーンなんですよ(笑))
 そして、劇中に流れる音楽も好きでしたねぇ~。洋楽は心を落ち着かせたいのでジャズやピアノは聴く割合は多いのでこの年代の音楽は聞き流すだけなので良く知りませんがかなり好きでした(大丈夫か自分?と思われてしまいますが、ご心配なく。)

 実話作品ではありますがこの作品を通して世間からはイヤな目で見られていても色が違っても関係ないんだ仲よくできるんだという、伝えたいこともわかりやすく観やすかったので作品賞受賞納得と言える作品でした。
 お仕事ばかりで旅出てないなと思っている人はぜひこの作品でいい旅に出ている気分になってみてはいかがでしょうか。

(ちなみに私は、作品賞予想はROMAが取れると予想してましたが、ハズしたのでちょっと悔しいです(>_<))
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