ぐっさん

アントニオ猪木をさがしてのぐっさんのレビュー・感想・評価

アントニオ猪木をさがして(2023年製作の映画)
4.2
プライムビデオにて鑑賞。久しぶりのドキュメンタリー映画鑑賞!
2023年劇場公開されたアントニオ猪木さんが立ち上げた新日本プロレス創立50周年記念企画のドキュメンタリー映画。

 プロレスの枠を超えて人々に影響を与え続けたスーパースター、アントニオ猪木さんが本当に伝えたかったメッセージは何かをプロレスラーや各界著名人と探っていくとともに、猪木さんから力をもらった名もなき市井の男の半生をドラマとして書き出していく作品。
 ナレーションとエンディング曲は猪木さんファンでもある福山雅治さん。

 私も40代ですが若かれしころ、ゴールデンタイムにテレビ朝日がプロレス中継をやっていたのをチラッと見ていたころは覚えており、ブッチャーやサンダーライガーなどのプロレス試合は観ていたことを覚えていましたが、猪木さんのパソコンタイピングゲームをやったり「サンバDEアミーゴ」や「太鼓の達人」で「炎のファイター」でプレイしたのがメインで猪木さんはタレントとして見ていたので政治家時代や「闘魂注入」をしているとこの印象が大きくちゃんとした試合を見ることが少なかったので、亡くなった時にテレビで(特に「アメトーーク」で)チラッと見る程度であったけども、カッコいいなぁ~と思っていたぐらいでしたが、この作品を観て、私から観たら初めての情報だらけで生まれから振り返ってみていくと新鮮味が増して、すげぇ人だと思ったしプロレス界を支えたスーパーヒーローだったんだぁ~、そしてカッコいいぃ~と改めて、アントニオ猪木というスーパースターという人物を学ばさせてくれた作品でした。

 テレビでも観ていたんですが、伝説の「猪木問答」のシーンはプロレス界の今後を思ってまじめにやっているはずなのに、猪木さんの回しが面白く笑ってしまいました。でも、これがプロレス界のことを思ってのことであり、今後のことを真剣に考えていると思うとさすがです。
 猪木イズムを引き継いだこれからのプロレスラーのインタビューのとこも良かったし、猪木さんの試合の心に刺さる名実況のとこもカッコいいんだっ!

 戦いに挑んでいくすべてがカッコよく、猪木さんを見て力をもらった市井という男のドラマも納得できるし、共感できるストーリーで憧れの人を持つってのもいいなぁ~と感じたドラマなのでおススメ。主人公を演じたのが、安田顕さんなもんだから本当にピッタリハマり役!

 プロレスラーという枠を超えて、いろんな人に影響を与えたアントニオ猪木さん。
 この作品を観て、改めて生き様を学び、興奮でエンドロールは1人で「猪木ボンバイエ♪猪木ボンバイエ♪」の猪木コールを合唱し、鑑賞後前向きになれる何かを得られる感覚になれると思うので、ぜひご覧になってみてはいかがでしょうか?
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