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グリーンブックのsnatchのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
4.3
殺されるかもしれない、指を傷つけられるかもしれないあの時代の南部に行く意志と勇気に驚き感動した🥺
批判もあるそうだが、白人がイタリア系ということで中和されているのでは…イタリア人ならではの陽気さと、始めは血の気が多いだけの下っ端に見えた単純トニーが、それは愛する家族を養うための生き様で、彼の持つ明解で率直な態度にどんどん魅せられる。ドクターとの友情が芽生えるのは、ごく自然な流れだった🎬
白人が救世主と見る人がいるのは、息子の白人が手掛けた脚本だし白人が監督したのだから、これも自然で仕方がない。でも、この映画ならわかりやすく、良い意味で児童書になるような幼い子供達にも観せやすい、差別される気持ちがよくわかる良作だと思う。また、同じ人種の中での孤独も痛いほど伝わってくる。
差別が無くならない以上、こうやって一歩一歩作って敵を倒していくしかない🏨
「ムーンライト」で劣悪な地区でコカインの元締めをしていたマハーシャラ アリが本当に繊細で孤高で品のある良識な人格を演じ「ロード オブ ザ リング」の儚げな王が圧力ハンパない用心棒を演じていて、この二人の演技の振り幅も映画ファンにはとても嬉しい〰😍
Queenファンだが、ヴィゴ モーテンセンにも主演男優賞をあげたかったなあ…🏆
見終わった後、これまた黒人の監督が全く違う角度から黒人差別を描写した「GET OUT」のことを思い出した🤔
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