ひゅうどんこ

グリーンブックのひゅうどんこのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
3.9
 1962年のお話。
本編にもチャビー・チェッカーらと共に少しだけ名前が出てきますが、今月9日に他界したロックの始祖鳥リトル・リチャード。彼に関わりのある作品を選ぼうと思っていたら、偶然録画してた本作にも...(笑)。しかーし、全ての人や物(固有名詞を確認出来るもの)の登場は必然性あってのことですので、名前が出たら後で調べてみましょう。
   例えば他にも↓↓↓
◉スタインウェイ(キース・ジャレットも愛用者)
◉ピメントチーズ
◉ショパン / エチュードOP. 25 第11番「木枯らし」(英題:Étude Op. 25, No 11 in A minor. Subtitled “Winter Wind” )
◉翡翠(ちな世界最古の翡翠加工地は日本らしい)
◉アルトゥール・ルービンシュタイン等
それぞれの点は線となり、もれなく本線に回収される仕組みとなっております。

 タイトルにもなっている本は、1936年から1966年まで出版され、その第1版の序文にはこう記されていました。
「いつか近い将来、このガイドブックが発行されなくなる時が来るでしょう。その時こそ、一つの人種としてのわれわれが、合衆国において権利と特権を平等に手にする時なのです」。
このお話から2年後の1964年に公民権法成立。そこから更に2年間はまだこの本が必要とされたようです。

 主演のヴィゴさんは32才の役をやってますが、えーっと...ヽ(´o`;オイオイ、、はぁ?😵💨❗ お年もそうだけんど、生い立ち/キャリア/私生活と、役どころがまるっきりテレコですやん👋🙍🏾‍♂️ それにイタリア、ヴィゴさんの半生何一つ絡んでないし、現実社会では7ヶ国語も操る人を教養の無いガサツな人間とはいいません。。。これはトニーの言う良い意味の「デタラメ」でしょう、すなわちそれはキャストさん達みんなの“演技”が凄いってことでございましょう。

 最後に個人的オススメ。終わり辺りで「あのニガー 大変だったか?」というセリフが出てきますが、以降の10秒間で最も至福を感じました☺️。