もけ

華氏 119のもけのレビュー・感想・評価

華氏 119(2018年製作の映画)
4.1
宣伝コピーではトランプが仕掛けた何かを暴くみたいな書き方をしてるけど、実際はそれ以前から始まっていた権力腐敗の「手本」と民主党の「堕落」を明確にするものだった。
けど、それ以上に自分は現在進行形の日本とその未来じゃないかと思いながら観たですよ。

緊急事態条項も水道民営化も富裕層優遇もお仲間優遇も貧困層切り捨ても司法行政を権力者の手中に収める事も差別による分断も野党の情け無さもメディアの権力擦り寄りも、映画の中で採り上げられていた全てが今日本で起きているorこれから起ころうとしている事じゃないか。

違うのは、日本には民衆に民主主義が根付いていない事だけ。
きっと日本ではあんなストライキは起こらないし起こっても民衆が支持しないし波及もしない。
中高生が自分達で声を上げて社会を変えようともする事もない。

アメリカの問題を描いてるけど間違いなく今の日本に共通する問題だし、観た人は皆これを自分達の問題として引き寄せて考えないと何の意味もない。

(ツイッターに書いた感想をコピペ)
もけ

もけ