花澤香菜と佐倉綾音で遊んでやがった…
『君の名は。』よりも前の新海誠の作風に戻ったような気もするけど、それよりは確実に一般受けするエンタメのラインを獲得してると思った。
個人的には『君の名は。』より好き。
以前の作風は正直イラつく感じで好きではなかったんだけど(『彼女と彼女の猫』は好きだった)、今回はすんなり受け入れられた。
それが先に書いたエンタメ性の獲得なのか、加齢によって自分の視点が変わったからなのかはちょっとわからない。
ただ今回のような話を昔のキャラデザでやったら受け入れられるかと言われたらちょっと悩みそうなのでキャラデザって大事と思った。
前の作風の作品と今回の違いって、多分明確な「大人の視点」が入ってる事じゃないかな。
しっかり子供と大人を分けられてる視点。
子供は子供として、大人は大人としてあがくから。
(穂高たちはあくまで子供。所詮子供。それ故に。穂高たちの行動からノれない人が出てくるのも仕方ないと思う)
それが自分が素直に受け入れられる要因になってるんだと思う。
とはいえ正直『言の葉の庭』より前の過去作の内容うろ覚えなので断言はできないけど。
背景美術や現象の描写の美麗さは流石新海誠作品という感じ。
雨が地面に落ちた瞬間の描写、凄かったなぁ。
セカイ系の話だけど、野暮なツッコミをするなら、あれ東京だけで済むような話じゃないよな。
あとあんなビルを放置しておくんじゃない行政。
(ツイッターに書いた感想をコピペして再構成)