このレビューはネタバレを含みます
韓国発、交渉人のお話。
導入がちょっと…。
バッドシチュエーションが悪いというより、その後の人としての感情描写が不自然すぎるのが。
何のための導入なのかよく分からんと思っていたが、その回収も早かったのが救いではある。
お得意の胸糞展開、しかも怒涛気味。
交渉人ものではややお約束の連続に耐えられるか否か、耐えたらきっと盛り返せる展開になると信じて。
後半の展望の仕方はなかなかテクニックがあるとは思えた。
悪役にもそうなるだけの信念があるわけで、それもまたひとつの正義感になり得ている。
交渉人の彼女と悪役のはずの男とのやりとりに熱くさせられる。
それでも総括して盛り返せていない理由は、本当に懲らしめたい連中への触れ方。
このあたりの後味の処理の仕方、結構な割合でお国柄が出ているなと思える。
ラストの裁判を始めるところで切るのが最善なのか、好き嫌いはあるのかなと。
個人的には殺してくれて全然構わないくらいなんだけどな。
それで相殺、スッキリ加点。