幸村

麻雀放浪記2020の幸村のレビュー・感想・評価

麻雀放浪記2020(2019年製作の映画)
2.0
ボーッと撮ってんじゃねえよ、映画

web限定予告の淀長さんverが盛大にスベり倒していたので、一抹の不安を覚えつつも監督を信じて観賞。
シンプルにメチャクチャつまらなかった。

まず、ストーリーというか設定がとっ散らかり過ぎている。
日本がまた戦争をして敗戦国になったという設定も台詞の上でしか意味を成していないし、哲がわざわざタイムスリップしてきたというのもほぼ死に設定。全自動麻雀卓のギャグがやりたかっただけなんじゃないのっていうレベル。
日本がAI大国であることを証明するために麻雀五輪を開くという流れもまるで理解できない。そもそもあの大会、日本以外参加してないだろ。

で、ストーリーはメチャクチャだけどそんなもの気にならなくなるくらいのパワーがあるのかというと、そんなものまるでない、というか全体的にギャグがスベりまくっているのでさらにしんどい。
こっちがしんどくなっているところに竹中直人が追い打ちでさらにしょーもないギャグをいれてくるからもう地獄。

斎藤工は熱演だった気がするけど、ノイズが酷すぎて勝負師の熱い生き様的なものは伝わってこなかった…。

…まだまだ言いたいことはあるんだけど、それを書くのも面倒なのでこれ以上は書かない。
個人的に、今年ワーストは決まったなくらいあるんだけど、映画なんて最後は個人の好みの問題なんで、この映画が人生に残る一本になる人もいるはず。
興味がある人は見に行ってみては。


フォローになっていないフォローをすると、昭和パートは普通に面白かったのと、牛尾さんの劇伴は良かった!
幸村

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