ヤマト

ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実のヤマトのレビュー・感想・評価

4.3
2022年257作品目
洋画連続鑑賞中。
Amazon primeの高評価作品を観よう1作品目
【セバスチャン・スタン】主演
ジャンルは戦争・伝記・実話ベースという僕の好きなジャンルの1つ
《ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実》

キャッチコピー「戦争の英雄はなぜ30年間も封印されていたのか?」


この作品は個人的にはかなり当たりです。
感動しました。
戦争映画なんだけど、戦争の描写は空想が所々出るような感じで、基本的には1966年の[アビリーン作戦]から30年以上が経過した1998年の話がメインです。
戦争描写が苦手な人もヒューマンドラマがメインにはなるので、気軽に鑑賞できるんじゃないでしょうか?
※空想の中では多少痛々しいシーンもあるので、注意が必要
ホント今年観た作品の中でもオススメの作品です。
また、こちらの作品は英雄ウィリアム・H・ピッツェンバーガーの父親フランク・ピッツェンバーガーを演じた【クリストファー・プラマー】の最後の実写出演作でもあり、英雄ピッツェンバーガーに命を救われた兵士の1人ジミー・バーを演じた【ピーター・フォンダ】の遺作でもあります。

あらすじとしては【ジェレミー・アーヴァイン】演じるウィリアム・H・ピッツェンバーガーはアメリカ空軍のパラレスキュー部隊に所属し、ベトナムで自軍と友軍の兵士たちを次々と救助していた。
1966年4月11日、ピッツェンバーガーは戦場に取り残された兵士を救い出すべく、ヘリコプターで現地へと向かったが、敵軍の攻撃が予想以上に激しく、パイロットはヘリコプターを滞空させることが困難だと判断し、救助活動の途中で基地へ引き上げる決断を下した。
そんな激しい戦闘の中、ピッツェンバーガーは地獄とも思われる地上に降り、次々と兵士を救助し、彼の奮戦のお陰で、9人の兵士たちが生還できた。
しかし、その英雄ピッツェンバーガーは敵軍の銃弾に倒れてしまった。

それから30年以上経った1998年。
ピッツェンバーガーの両親と友人たちはピッツェンバーガーに名誉勲章を授与して欲しいと国防総省に請願した。
その請願を精査することになったのが、【セバスチャン・スタン】演じるキャリア官僚のスコット・ハフマン。
最初は適当にやれば良いと言われていた精査だが、退役軍人たちの証言を集めているうちにハフマンの心も大きく動かされ、ピッツェンバーガーに名誉勲章を授与する為に奮闘するというもの。

自らの命を顧みず、兵士を救って英雄となったピッツェンバーガーことピッツ。
キャリア官僚として、出世を蹴ってまでピッツと名誉勲章を獲るために尽力するハフマン。
時代は違えど青年2人の行動に感銘を受けた作品でした。
1人の親としても【クリストファー・プラマー】演じるフランク・ピッツェンバーガーの思い出話に共感ができました。
またハフマンのことを『閣下』と呼ぶジミー・バーを演じた【ピーター・フォンダ】の存在感も良かった。
クライマックスのシーンには感動で涙が。
本当に素晴らしい作品でした。
ヤマト

ヤマト