Melko

クリスマス・クロニクルのMelkoのレビュー・感想・評価

クリスマス・クロニクル(2018年製作の映画)
3.8
「はいはい、じゃあサンタクロース、クリスマスに車借りて何してるんだ?」
「クリスマスを救おうとしてる」
「クリスマスがヤバいのか?」
「かなりヤバい。君たちも手伝ってくれると、ありがたい。今トナカイを探してるんだ」
「それはできない。トナカイは動物管理課の管轄だ」

ハロウィンが終わった途端(今年なんかハロウィン前に)クリスマスどころかしめ縄が売られてる日本のスーパーには辟易するけど、ネトフリ会員期限が迫ってるので、これは致し方ないわ…!

ネトフリ契約してからずーーーっと楽しみにしてたコレ!
サンタに扮した推しは、言わずもがなの大活躍で眼福…
通常運転の自尊心あふれた好々爺キャラに、サングラスかけてブルース歌う姿まで披露してくれちゃって…ずっとそんな推しを眺めていたかったけど、この作品の推しはあくまでサブ位置。
主人公はサンタを信じず素行が擦れかけてるティーンの兄に、サンタを信じる、小学生ぐらいの無邪気な妹
この主人公2人が…残念なことに私にはハマらず。
個人的には、主人公2人は
姉&弟の方が良かったような気がするんだよな…
男より女の方が心の成長が早いからなのか、なんか妹がずっと可愛気がないというか、態度がマセてるのと心が無邪気なののバランスがあんまり良くなく見えて、可愛く見えない。
何回も要らん行動を起こしたり、ソリから落ちかけたりトナカイから落ちかけたり、自発的に行動した結果自分がピンチになったらただ叫んでばかりで、「少しは自分で解決しなさいよ」と冷めて見てしまった。。
そんな妹が、兄がサンタ宛に書いた手紙を勝手に見た瞬間、私の心が完全に冷めた。笑
その点、擦れかけの兄は多感な時期に父を亡くした事実と寂しさを涙で乗り越え、サンタを信じる心を取り戻していく様は良かったけど、なんとなく娘だったらもっと感動できたかもな…とも。
下の子よりサバサバしてもっとマセてることによってその後の成長が活きるのに、兄だと割と序盤で精神年齢が妹とそんなに変わらないところまで落ちてしまうのがちょっと気になった。そういう意味で、組み合わせは姉&弟の方が合ってた気がする。
それでも、意外な方法で息子が父親と再会するラストはちょっとウルっときた。。

……ん?!いやいや、
元はと言えば自分たちのせいでソリが壊れてプレゼントも行方不明になり、クリスマスがしっちゃかめっちゃかになっちゃって、サンタ(推し)にとんでもない迷惑かけてんのに、一回もちゃんと謝ることなく、なんなら最後に
「ねぇ、お願い!私のためにアレ(hohoho!)やって!」って、、厚かまし過ぎるんじゃない?!図々しいったらないわ、、
まずは謝るべきじゃない?
って、ストーリーの7割ぐらいずっと思ってた私は心が狭いのか…

クリスマススピリット🎄
赦す心も持たねば…
いや!やっぱり、推しに迷惑かけたのは謝って!(強火)
Melko

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