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クワイエット・プレイス 破られた沈黙のHKのレビュー・感想・評価

3.3
“音を立てたら、即死” の続編です。
実は私は1もそれほど面白かったとは思わなかったんですが、CSでやってたので2も一応録画して鑑賞。
今回、序盤は時間を遡ってモンスター襲来時の様子が描かれますが、いきなり現れる描写のみで経緯も説明も最低限というかほぼナシ。
結局モンスターについての新情報もたいして得ることなく前作のラストシーン直後へ。

アレ?前作のラストはたしか、モンスターの弱点みつけて“ヨオッシャ~これから反撃じゃ~!”っていうノリで終わりませんでしたっけ。
2はもう冒頭から無敵の一家がモンスターをバッタバッタと派手になぎ倒していく展開かと思っていたら・・・相変わらず生存率かなり低そうです。
それほど優位に立った感じがしないのは3の製作が決まったからもっと引っ張るためでしょうか。

階段の釘・・・ありましたねえ。
これ1で誰か踏んだんでしたっけ?もう記憶にありません。
まだこれ見よがしに突き出たままなのは、何か意味があるんでしょうか。
3への重要な伏線だったりして。3観る頃にはもう忘れてるかもしれませんが。

長女って聾唖者でしたっけ。これも忘れてます。酷い記憶力です。
でも、それによって極端に不利になることもなく、逆に極端に有利になることもなく、設定があまり意味をなしてないような・・・

ほぼ声出して泣かない赤ん坊もおりこうさんすぎますね。
長男はトラバサミであんな痛い目にあう必要はあったのでしょうか。移動制限のため?
そういえばあのトラバサミ、キリアン・マーフィーが仕掛けたんじゃないんですかね。一言も触れませんでしたが。

しかし、なんやかんや言いながら、なんとなく1よりも楽しめた気がするのは、ほぼ期待していなかったからでしょうか。
やっぱ特定の音が弱点というのは『怪獣大戦争』からの『マーズ・アタック』の流れですよね。
結局3も観るのかな~、公開後しばらく経ってからでしょうが。

それにしても『ウォーキング・デッド』とかと一緒で人間同士の奪い合いや殺し合いが一番醜いですね。
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