気取っていない、ポップな味付けが特徴のミステリー。ジャンル(ミステリー、サスペンス、スリラー、合間にコメディ)を横断しツイストしながらミステリーに戻ってくる。
複雑な構造ではあるけれど、見やすく面白いという不思議。まったく新しいミステリーコメディ。
●良かった点
古典的ミステリーのように始まり(オープニングの音楽が仰々しくて良い)、佇まいはミステリーのまま、捻りに捻ったツイストっぷり。
上映時間は長いけれど、様々な仕掛け(トリック、人物の関係性)により緊張感を持続させ、最後まで飽きさせない作りが凄い。
ラストの爽快感が良い！正直者の主人公だからこその結末。
キャストの演技が皆good。
特にダニエル・クレイグのコミカルな探偵っぷり、クリス・エヴァンスのクズ野郎っぷりが最高。
ライアンジョンソン監督特有の、唐突に挟んでくるギャグが今回はヒット！
●悪かった点
古典ミステリー、アガサクリスティなどの事前知識などがあれば、もっと深く楽しめたかも。
