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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者のHKのレビュー・感想・評価

3.7
あまり評判はよろしくありませんでしたが、一応パークの頃から全部観てますし、深く考えずに楽しめる映画が観たくて2022年の締めくくりの大晦日に鑑賞。
序盤こそ恐竜を差し置いて人間のスパイ・アクション風の展開だったり、でかいイナゴが出てきたりと心配しましたが、途中からなんとか持ち直しました。

既にこのシリーズに過大な期待はしていませんでしたが、無難で職人的とは言え、そこそこ楽しめてラストの後味も悪くなく、とりあえず2時間半の長丁場を持たせてくれたのは立派だと思います。
家族揃って楽しめる映画というこの方向性は間違ってはいないのでしょう。

毎回、最強(?)の恐竜が登場したり、人間がピンチになると恐竜同士が争い出したり、悪い奴は必ず最後に恐竜に食われるなどのお約束も健在。
30年前の『ジュラシック・パーク』からの主要キャストが揃ったのはやっぱり感慨深いものがあり、主要登場人物の一人一人に均等に見せ場を割り振った苦労も窺えます。

“ワールド”からは音楽のジョン・ウィリアムスが外れたため、例のテーマ曲が控えめだったのが残念。せっかく旧メンバーも揃ってるし、最期なんだからもっと高らかに流してもよかったんじゃないでしょうか。

ところで、この30年の間にも新種が発見されたり、名前が変ったり、毛の生えた奴がいたりといろんな新発見により恐竜情報が更新されたようです。
ムカシ、鳴き声については全く調べようがなくて、映画などの声は全て想像の産物だと聞いたことがありますが、今でもやっぱりそうなんですかね。
実はTレックスの鳴き声がが“ホーホケキョ”だったりすると楽しいですけどね。
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