もじゃ

キャッツのもじゃのレビュー・感想・評価

キャッツ(2019年製作の映画)
3.0
「ジェリクルキャッツのジェリクルソング」

超有名ミュージカルの映画化。迷い猫ヴィクトリアは猫の舞踏会でただ一人選ばれることができるか?
とにかく評判が悪いこの作品。とりあえずゴキブリだったり残飯だったり、気持ち悪いと感じるシーンは多い。舞台っぽいライティングやセットなのに、カメラの撮り方が映像作品みたいなチグハグさ。なんかこう、NHK教育で見るコメディショーみたいな質感。
主演はフランチェスカ・フェイワード。猫だからよくわからないけどきっと美人。さすがバレエダンサー、動きがしなやか。他の演者たちも歌や踊りは申し分ない!と思いきや有名俳優で怪しい部分もあり。
話の作りは原作舞台準拠なのだろうけれど、始まりからずっと歌による猫紹介が続いて切れ目がない。物語としてのメリハリが無く映画的じゃないけれど、キャッツとはこういうものなのだろう。あの猫を演じたあの人のデキはどうだった、とか楽しむものなのだろう。しかしメリハリが無い。場面も変わってるはずなのに雰囲気が変わらない。不思議だ。ただ、鉄道猫のところは良かったぜ。
舞台ものってもっと魅入るんだけどおかしいな?と思った作品。
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