ドラえもんは猫型ロボット

エスケープ・ルームのドラえもんは猫型ロボットのレビュー・感想・評価

エスケープ・ルーム(2019年製作の映画)
3.8
「見つめる鍋は煮え立たない」

観測中に対象は変化しないという量子論の格言らしいが、主人公、ちと力づく過ぎないか?
脱出ゲームを題材にしたスリラー映画。
感想を。

意味不明の密室からの脱出劇といえば、名作『CUBE』があるが、集められた6人の犠牲になり方や展開などは、『CUBE』オマージュを感じてにやり。

雪山や落下する床、迫りくる火炎放射器など、各部屋ごとに仕掛けられたトラップを次から次に切り抜けていくジェットコースター的な映画。
演出も多彩で派手。
観ている者を飽きさせない工夫をしている。

ゲームマスターの正体など、もう少し何かあってもよかったかなとは思うが、
面白かった。

脱出ゲームに挑戦したことがある人やパズル的な映画が好きな人には、オススメの作品。

綿密にシミュレーションを行っている黒幕たちのプロ意識には脱帽した。