グラビティボルト

アルファ、殺しの権利のグラビティボルトのレビュー・感想・評価

アルファ、殺しの権利(2018年製作の映画)
3.6
超クール。 
警察、麻薬の売人の両方とも行動が迅速で、いちいち迷わないんだけど
ドキュメンタリックなデジタルカメラがそんな彼らのアクションを見逃さないのが良い。
薬の入ったバックを大事に抱えてタクシーに乗り、検問があると解ると直ぐ放棄するとか、バックを抱えて安心しきる表情と同じショットで捉える迅速さ。

汚職刑事が家族とふれ合ったあとそのまま麻薬を横流しする為にバックを隠すのも見事。  
プレハブ小屋街でのチェイス活劇もシンプルで面白かった。

売人も、鳩にドラッグを仕込んで飛ばす、赤子のオムツの裏に仕込む、ギミックが多彩かつ手段を選ばないのが良い。