喜連川風連

三つの朝の喜連川風連のレビュー・感想・評価

三つの朝(2018年製作の映画)
4.0
とにかく美しい絵柄。

見終わった後の残像感がすごい。
心に写真を直接
焼き増ししたかのような印象が残る。

フィルムで撮ったような白い絵柄に、赤い口紅と青いマニュキアと何も塗らない口紅が映える。

それはそれぞれの女性の三つの朝を暗示しているかのようだった。

男に依存する女。
そこから脱する女。
男に捨てられた女。

同じ工場で働くそれぞれの朝が躍動する。

これを撮られた根岸里紗監督

主演の兎丸愛美さん
これから要チェック。

岩井俊二さん以来の人かもしれない。

ふと思ったが、インディーズ映画に出てくる部屋の生々しさ好き。

メジャー映画の作り物感では出せないそこにある生感。
喜連川風連

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