とにかく美しい絵柄。
見終わった後の残像感がすごい。
心に写真を直接
焼き増ししたかのような印象が残る。
フィルムで撮ったような白い絵柄に、赤い口紅と青いマニュキアと何も塗らない口紅が映える。
それはそれぞれの女性の三つの朝を暗示しているかのようだった。
男に依存する女。
そこから脱する女。
男に捨てられた女。
同じ工場で働くそれぞれの朝が躍動する。
これを撮られた根岸里紗監督
と
主演の兎丸愛美さん
これから要チェック。
岩井俊二さん以来の人かもしれない。
ふと思ったが、インディーズ映画に出てくる部屋の生々しさ好き。
メジャー映画の作り物感では出せないそこにある生感。