このレビューはネタバレを含みます
ニール・ブロンカンプ監督が中心となり製作された短編シリーズ「Oats Studios」の5作目
舞台は北極圏
炭鉱業を行うケルベロス鉱業という会社の施設に取り残された男女2人
男性は目を抉り取って包帯を巻いており、女性は彼を介助している
2人は施設の従業員ほぼ全てを殺した化け物から隠れている
しかし、いずれその場も化け物に嗅ぎつけられる可能性が高い事から危険を承知しつつも少しでも安全な場所を2人は目指していく…
というあらすじ
ショートフィルムなのである程度は仕方ないが最初からクライマックスに近い状況に置かれている為に設定や状況が飲み込みづらかった
ただ女性、バークレイが自らをそれだと信じ込まされていた“合成人”という存在や2人を襲う人間の腕で体を覆う化け物のビジュアル、そしてその腕を使って封鎖されている部屋のドアの指紋認証を突破していく描写や化け物に身を侵された男性が自らの指を切断しバークレイに授ける場面など魅力的な部分は結構あった
この作品もまた本シリーズの他の作品と同様に長編映画で観たい壮大な世界観だった
