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ジョジョ・ラビットのkのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
5.0
見終わって、なんだか心の整理がつかなかったんですよね。
見ていない作品はまだたくさんありますが、これは作品賞とりますね。私は推します。

もちろん、社会派の作品です。
でも、なんかどこか現代劇のようなゆるさ、そして描写。時代背景を考えたらありえないことの連続なんですが、ある種のファンタジーとしてとても虚構の素晴らしさを見られた感じがしました。

私の場合、惹かれた作品って、共通して登場人物がみんな魅力的なんですよね。本作は間違いなくどのキャラクターもよかったです。サム・ロックウェルはちょっと卑怯ですね。みんな好きです。

それにしても鬼才タイカ・ワイティティ恐るべしといった感じですね。監督、脚本はもちろんながら、ヒトラー役まで。脚本のすごさは分かんなかったけど、音楽の使い方が抜群にいいですね。頭のビートルズ一曲で戦争映画の堅苦しさが取り払われたんですよね。しかも「ハイル、ヒトラー」に合わせた口パクもうまい!

主演のローマンくん、彼すごいなぁ。見事に映画の顔になってたなぁ。
そんな彼のお父さんは、「キック・アス」や「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」「スリービルボード」で撮影監督を務めたベン・デイビス。バリバリの映画一家じゃないですか。
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