観た友人に「たぶん君は『君の名は。』より好きだと思うよ」って言ってて「ほんとでござるか〜？」って気持ちで観に行ったらその言葉通りだった。メチャメチャに好きなんだなあ……。
王道なセカイ系のストーリーと、新海誠の描くうつくしい背景があまりにもマッすぎて、文字通り「世界は美しい、けれども残酷」という世界観でよかったなあ。都合のいいハッピーエンドなんか存在しない。『最終兵器彼女』が好きな人は好きなんじゃないかな〜。逆に言えば、セカイ系のボーイミーツガールというジャンルに馴染みのない人や、前作のラストが好きな人にはあまり受け入れられないだろうとも思うので、ラストに賛否があるのも納得。個人的にはこのくらいの苦みのエンドが好きなので満点に好きなエンドですが。
セカイ系なんて言ったけど帆高くんはきっと世界なんてどーでもよくて、ただ目の前の陽菜ちゃんを助けたいだけで、はなから選択肢に世界なんて存在しなかったんだと思う。そんな愚直で甘ちゃんで、言ってしまえば自己中な思春期の暴走で、周りの大人たちのいうことが真っ当で正論で世界にとっては正しい行動でしかないんだけど、わたしは帆高くんが好きだなあ。
世界のために1人を犠牲に、ってのは簡単なようで全然簡単じゃない。
全然関係ないけど住んでるところがモロに水没してやったね🙌ってなった。
