パケ猫パケたん

AI崩壊のパケ猫パケたんのレビュー・感想・評価

AI崩壊(2020年製作の映画)
4.0
やや軽めの感想(^o^)♪
でも、ネタバレすみません(>_<)

ハリウッド映画で良くある人工知能の暴走映画だが、入江悠監督のオリジナル脚本で、スケールの大きい邦画なので、積極的に評価したい。

大沢たかおが、国家警察から、逃げて逃げて🏃、走りに走る🏃映画なのだけれど、その姿が格好が良く、飽きない。
横顔の勝利かな。

序盤辺りのストーリーがやや単調なのだが、玉城ティナ♪が端正なお姿なので、起伏がある。しかも、近未来の日本が経済的に落ちぶれているといっても、
折り目の正しい、若手官僚の玉城ティナが存在していることで、日本も捨てたものじゃない感じがするな~、巧い。

写真だけの登場の、余貴美子も、なかなか優秀そうで、この配役も、巧い。

この映画のAIの視覚の光は、『2001年宇宙の旅』のHALを彷彿とさせるが、女性的な優しい光も宿している。AIの薔薇🌹の様な出で立ちが美しい。

この映画の白眉は、緑色🍀のプログラムの光を、AIがその視覚で読み込むところでろう。

ここでは、人間が、AIに対して直接にプログラムを書き換えるのでは、無い。

AIが鏡に映ったプログラムの光を、視覚から、間接的に読み取り、このAIの深層にある「人類を救う」本能的なもの、「愛の記憶」の根元的なものが、覚醒して、暴走を止める事を自ら「判断」した
点であります。

松嶋菜々子の抑えた演技が、効果的でした。

薔薇の香り🌹と、桜の香り🌸がする、なんとも美しいAI でした。資生堂みたいo(^o^)o♪

現実のAI でも、人間を攻撃しないみたいな根元的なところは、不変とするシステムは出来ないのでしょうか。

あとは余談です。

この映画の制作は、日テレが関わっています。

1、AIの原型の役?を、松嶋菜々子にさせたのは、イイですね。彼女はロボット的なところがあるし。『家政婦のミタ』 
由来かなぁ(^o^)♪w

2、三浦友和と広瀬アリスの、新旧織り交ぜた刑事バディが、意外に良かったです。御局『トップナイフ』の宣伝も兼ねているのかなぁ。まぁ許容範囲ww  

3、この映画『AI 崩壊』の主題曲を歌っているのが、歌手🎤のAI(あい)さん。このテレビ的なノリには、膝ガックンですな~(>_<)